「しきたり」

西陣整体

2013年05月20日 22:30

昨日の雨はすっかり上り、快晴の月曜日
一週間の始まりはいいお天気で始まりました。

さて、今日は!ちょっと趣向を変えて「結納」!
そんな話題でお付き合いくださいませ。

仲人を仰せ付かりまして、まず第一関門は「結納」
親父の知り合いのお店で、私もここでお世話になり
婿になる畳屋の息子と結納用品店へ行きました。



店に入ると「ひさしぶりやなぁ!」と、ご主人さまに迎えられ
親父の具合を聞かれたり、前回の仲人した時の話しなどしていたら
奥の間に通され、畳屋の息子にこんなん薦められよりましたぁ!
これを見た畳屋の息子は引いてました・・・。
コレで約20万円ほどだそうです。



で、嫁には、コレ! 結納の領収書?みたいなもんですね!




前回、結納当日は、雨で最悪!と思っておりまして
嫁は、「さくら」の柄の着物を着て
お昼ごはんの終わる午後2時にお伺いしました。

玄関に入るなり「いやぁ~、よう降りまんなぁ~!」
居間に通され結納品を「この松!どこ置くのぉ?」とか
デカイ声で喋りながら左右逆さに並べて口上しました。

しかし、これは大きな間違い?大失態!でした。

・お祝いごとの日は、雨が降る方が良い!
 雨降って地、固まると言います。
 慰め力づけられる言葉で、気持ちを察してもらえます。

・お祝いに「桜」はNGです。
 さくらは「散る」を連想します、咲くのも4月、4は死に通じます。

・お祝いごとは午前中にする。
 先様にお昼から自由にして頂ける余裕が持てる。

・結納おさめは「無言」でする。
 お預かりした品を渡す前からベラベラ話すのは真剣味に欠ける。

・右左は、御所から見て考える。

などなど・・・、今から思えば大失敗でした。
私は、この失敗?経験を活かし今回はキッチリと務めあげなければ!

最近は、結納・仲人・式を省き簡単にすませる結婚式?が主流ですが
家が商売をしていたり慣習にうるさい家は従来の通り行います。

虚礼廃止などと言いますが、私はそう思わない。
「しきたり」は、前近代的・虚礼ではなくて
暮らしの中から考えられ考案されたもので
人と人との結びつきやふれ合いを大事にする発想が基で
自分が恥をかかない為にあることだと思っています。

この20万円もする結納品に決めた?畳屋の息子と帰り道。
「大黒町」へ向かいました。
きれいにあじさいが咲いてました。



畳屋の息子に・・・。
さ「今がピークやで、現状維持しなあかんで」
畳「はぁ?なんですか?それ?」
さ「今の気持ちや!」
畳「お昼に牛丼特盛り食べて気持ち悪いです」
さ「バカ野郎! 二人の気持ちや!」
畳「ハイ!わかりました!」
と、判ってるんだかどうなんだか・・・。

畳屋の息子は、この景色を見てただの浄福寺通りと思うだろが
一応、聞いてみた・・・。
「石畳て、エエですね!」と意外な答えが返って来た、嬉しかった!



では「京(今日)の一曲」は、財津和夫さんで
「Wake Up」をお聴きください。
 

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