「治る」の定義!

西陣整体

2013年12月20日 01:17

今日も時雨れたり晴れたり、基本は寒い一日でした。

今日、施術でお伺いしたお客さまから・・・
「ささやん!(先生とか呼ばれたことありません)
 治るてどんな感じやろ?」と聞かれました。

誠に鋭い質問です。
しかし、怯んでいる場合ではありません!
一番、整体師泣かせな質問です
が、「毅然」と「立て板に水」?の如くお答え致しました。

本当は「治る」という言葉は使ってはいけないのですが
それではお客さまにとって「解り難い」だけなので
敢えて使わせて貰っています。

「治る」の定義は施術者によってバラバラである。
これは結構落とし穴です。

お客さまは「治る」という言葉を聞いて何を思うか?

・「全身」完璧に元気になる
・身体が「健康体」になった
・痛くも何ともない状態
・病気が綺麗に治ったくらいの感覚

とにかく「すっかり元気」になる事だと思います
施術者がそうしてくれるものだと思ってしまいます

そう思ってしまいますが、実は案外違うもの。
施術者によって「治す」という言葉の定義が異なるのです。

ここはしっかり理解しておかないと
「狐に摘まれたようなお話」になってしまいますので
ご注意を・・・。

では、施術者ごとに違う「治るの定義」にはどのようなものがあるのか?
それをご紹介していきます。

こんなに幅のある「治る」という言葉

全身のバランスを整えて「治る」とする
・自覚症状が無くなったら「治る」とする
・筋肉の機能性が来院前より改善したら「治る」とする
・関節の可動性が来院前より改善したら「治る」とする
・来院前より症状が緩和されたら「治る」とする

これくらい、「治る」には幅があります。
信じられませんか?これ、本当のお話です。

ですので、施術者に「よっしゃ、治ったで!」と言われても
ただ単に自覚症状が軽くなっただけの場合もありますし
張っていた筋肉が緩んだだけ、という事もあるのです。

いわゆる「対処療法」というものです。
こういう場合、大体パターンが似てきます
施術を受けて、帰宅途中にもう症状が戻ってきた!
正にこのパターンですね。
「支払ったお金は何だったんだ?」
とならない為にも、施術者の「治る」の定義を
事前に確認しましょう。

踊らされない為にも自分の定義も持つこと!

非常に幅広い定義を持つ「治る」という言葉。

施術の度に言われる言葉が
「良くなったで~! (ちょっとだけ)」
「ヨッシャ、治った! (ちょっとだけ)」
「ヨッシャ、完璧や! (この部分だけは)」
といった笑えない内容でない保証はありません

何せ、実際にそういう意味で使う人も多いのですから。
疑いだしたらキリがない、こういった状況に対応する為に
自分自身の定義を持ってください。

これは「自分の「理想」を考えるのと同じです。

自分でゴールを定めてしまえば
そのゴールと今の自分の位置を確認できます
自分がどの程度ゴールに近づいてきているのか
自分で判断をすることができるのです。

ほぼ、このブログをご覧の方は他で施術を受けて
おられる方はおられないと思いますが
もし、他で施術を受けられているようであれば
施術者に問い合わせてみては如何でしょうか?

では「京(今日)の一曲」は
今年中に初雪は市内に降るのかな?
前野曜子さんで「雪が降る」をお聴きください。

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